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20160810

「なんでも報告をさせたがる上司」が「なんでもトライしろ」と言いながら結局ダメ出しばかりするみたいな。この上司側の立場になった話。

サラリーマンあるあるで、「なんでも報告をさせたがる上司」みたいなのがあるよね。結局「なんでもトライしろ」と言いながら全てダメ出しするみたいな話。

この上司側の立場になっているのに気づいたのでメモ。

これは大学の授業の中の話。
僕の授業では外部の人たちを巻き込み、色々な声が聞ける様にすすめている。その中で企業の出す課題に対して、学生達がアイデアを提案するというものがあった。

その中で暴走した学生がいた。よりによって競合他社に絡む人へ勝手にインタビューに行ってしまったのだ。

そもそも学生達に渡している情報が既に公開されている情報ばかりだったのと、その競合他社の方が大人の対応をしてくれたことで問題が起きることは無かった。

公開する情報について未公開情報を完全に伏せていたのは、学生達へ課せられる資料管理など、彼らにとってのリスク軽減の為。そこまでの負担は課せられないとも言える。

学生たちは意図的に何か悪いことをしようとしている訳ではない。ただ社会の仕組みや情報の大切さなどが理解できず、思ったままに動いた結果、問題を起こす可能性がある。

言えば分かる。しかし言わなければ分からない。それが「未知」ということ。

未知を恥じることは無いのだけど、それらに対して責任を持つ先生方には負担が大きい。
結局「何をするでも、先に報告・相談をしろ」という話になってしまう。

これが足かせにならなければ良いなと願いながら、自由に才能を発揮できる環境とは何かを自分に問いている。

40歳。40人に会う。

40歳ってどんな歳ですか?

20歳は大人の入口。成人式があって、今は変わったけど選挙権があってってのが20歳。それは突然お酒が飲めたり、タバコが吸えるようになったりする不思議な歳。
その20年を更にもう一度過ごして、いよいよ40歳となります。

大学を出て社会に出てから18年。振り返れば色々あったけれど、その延長線上になんとか生きて大地に立ってる。まだまだ人としては未熟な部分も多いし、満足できる理想とは違うと思う。40歳という歳の響きと実態はかけ離れた感覚も持っている。

満足出来ないから、ここからもう一歩踏み出そうと思える歳でもあるかもね。
いよいよ不惑の歳ですか。

加齢に対して不安は無いけれど、正直言えば焦りはある。

迷いは少なくなったかもしれないけれど、それは満足した訳でも、諦めた訳でもなくて、どこかそれが焦りの様なもので、まだまだやりたいことが沢山ある。
でも、才能ある若手の存在に焦ることもあるけれど、素直に尊敬して受け入れることが出来るようになったかもしれない。
才能と努力、それぞれの人間の持つ役割みたいなモノを受け入れ始めたのかもしれない。

とはいえ、社会からの目線は40歳と聞けば、中年に接する気遣いを感じる歳でもある。その気遣いを受けると、それ相応の人間にならなければと思うけれど、まだまだ至らぬ未完成の人間でしかない。

世間の評価はどうなのだろうか?そのギャップは人それぞれかもしれない。

子供の頃見る40歳は立派な大人だった。
社会に出る時に尊敬する人たちは、今思えばきっと40歳前後だっただろうと気付く。自分はどれだけの人間になっているのだろうか?

実際に40歳を迎える方々に会って、そんな事を聞いてみたいと思った。
皆はいつか思い描いた40歳になれただろうか。20歳に大きく環境が変わったけれど、それから更に20年経って変わることはあるのだろうか。
そして、これから惑うことは無いのだろうか。

特に節目とはされない歳ではあるけれど、実はとても大切なタイミングかもしれない。
『40歳、40人の不惑』


20160807

現実ほどに辛く厳しい出来事はないかもしれない。想像を超えるのは現実しかない。

妻が結婚前からお世話になっていた仕事先のボスの奥様が亡くなった。週末は夫婦でそのお手伝いに伺ってきました。

家族の様な暖かさで、妻との結婚後は僕も受け入れてくれていたので、今回はとてもショックでした。病気の事は聞いていたものの、直前まで元気な印象だったのであまりにも突然の訃報でした。

僕は身内として両親の祖父母のお葬式を体験しているけれど、今回ほど悲しく感じたことは無かった。自分の祖父母には感謝もしているし、文字通り育ててくれた人たちではあったけれども、社会に出てからお世話になった方のお葬式は、身内のそれ以上に辛かった。

振り返れば、多くの方々にお世話になってきたけれど、何人もの方が既に亡くなっている。でも、ちゃんと御礼を兼ねてお手伝いできたことは無かった。
これはこれで、今回の体験を通して申し訳なく思った。

 

お葬式の大切さを初めて実感した気がする。
それは、故人に対する御礼をしっかり伝える場所。色々な思い出を振り返る場所。そして区切りとしてお別れを伝える場所。

受けた恩は返すことは出来ないけれど、それは返そうとする事自体が失礼なことであって、何を受け取ったのかをあらためて確認して受け止め、大切に磨く事がこれからの僕のするべきことなのだろう。そして、出来れば誰か次へと受け渡すことまで出来たら。

 

今の時代から考えれば、とても若くして亡くなってしまいました。若さが結果的に進行を早めたのかもしれません。

その方はいつも笑顔でした。お別れの時間の中、ずっと僕の名前を呼んでくれる声を繰り返し思い出していました。いつ聞いても元気になれる素敵な声でした。だからずっと思い出していたのかもしれません。


別れは辛いですが、その方の繋いでくれた人たちとの縁は続いていきます。まだ思い出の残る、遊びに行くことの場所も残っています。
昨日はその場で賑やかに過ごすことが出来ました。

ありがとうございました。これからも宜しくお願い致します。

20160805

LINEやメールでの告白ってスタイルは今っぽいけれど、気楽さの反面記録が残るという危うさが隣り合わせなのね。

恋愛で告白という時。どうやって相手に想いを伝えるのか。

僕らの時代は「体育館裏で待ってます」なんて手紙を下駄箱に入れるなんて事も残ってた感じだよね。その後なんとなく手紙で伝えたりもあったかな。
大学に入るとケータイ電話を持つようになって、電話で告白ってのはあまり無かった気がするけれど、呼び出したりするのは電話を使う感じになったね。

今はLINEやメッセでの告白というスタイルだと思う。しかも大学生を見ていると、LINEやメッセを送る時間帯を物凄く気にしている。これ気を使いすぎかなと思う所も。
社会に出れば連絡ツールの管理もそれぞれだから、寝てる時間は通知オフにして、空いてる時間でうまく対応したりするよね。
だから、思いついた瞬間に送るという癖がつく。相手の行動時間が早朝だったり深夜だったりしても、相手が都合よいタイミングで見てくれるということ前提。

周りの働くスタイルによってケースバイケースとも思うけれど、僕の周りはそんな感じ。

さて、そんな気を使うLINEやメッセ。
そんな連絡ツールでの告白は、上記理由から僕らが思うほど気楽さに欠ける気がするけれど、記録が残るという危うさがあるよね。

直接会って告白するスタイルこそ、結果的に残る思い出は本人に都合よいものであって、淡く切ない青春の一ページとなるわけです。

実際は「直接会って話すのは時間も取っちゃうし失礼かもしれないから、まずはLINEで告白しよう」みたいな心境はありそう。学生のぎこちないコミュニケーション程、危ういものは無いです。

まぁ、それほど気を使って伝えた告白文も、しばらくは相手との通信記録として残ったりする。開く度にそれが見えたりすると、どれだけタフなハートを持てば良いのだろうか?と考えてしまう。

そして、悪気がなくても「あいつから告られたんだよ」って話題になれば、そのスクリーンショットが作成されて果てしないネットの世界へ流れてしまったりする。
うん、この淡く切ない青春の一ページが、具体的な変更しようの無い事実としてデータが残ってしまう。

若者は時に残酷だ。子供の頃はなんでそれほど残酷なのだろう?と思うほど、恐ろしいことを平気でしてしまう。悪気がないからこその恐さ。
そうして若いころの失敗(失敗に限らないけど、消したい事実など)も、ずっと残り続ける悲しさがあるよね。

ずっと何かを背負い続ける様な。そんな暗ささえ感じてしまう。


昔も「ラブレター」としての手紙は手元に残るものだったよね。でも、原本は簡単にコピーされないし、それさえ処分してしまえば完全に抹消できる。
相手の手元に淡く切ないメモリーとして残すなら、大切に保管される。

そもそも「手紙を他人に見せない、渡さない」という感覚は強かった。手紙は私信なのだ。

そういった意味では、LINEだろうがメッセだろうが、私信でありつつもどこか誰かに見られている感じもあるし、誰かに見せても良いという感覚もあるのかもしれない。

簡単に複製できたり、デジタル画面上に表示される味気ないフォントがそうさせるのか。デジタルの安易なコピー問題がここにあるんだろうなと思うところでもある。

肉筆の手紙は、やっぱりコピー出来るものじゃないですよね。
キレイで読みやすいけれど、デジタルで誰が書いても同じように表示されるメッセージに温度をもたせにくいってことなのかもしれない。

違和感は無くなったけれど、愛がまだ伝わらない。

個人が生み出したデータがどんどん増え続ける世界

iPhoneを使っているのだけど、写真のバックアップはGoogle フォトを使っている。wifi環境に入ると自動的にバックアップする設定。

とても便利だし、必要な写真はパソコン上からでもサイトをチェックすれば良い。どんどんとメモ的な写真もスクリーンショットも気楽に撮り続けている。

写真ならホーム画面から1ステップでアプリが起動し、ボタンをクリックすれば写真が撮影される。事実上2ステップで写真はどんどん増えてくる。
スクリーンショットもiPhoneの場合なら2つの物理ボタンを同時に押すだけ。こちらも簡単。

もうちょっとしたことで、どんどん画像データが増えてきている。

そのデータが自動でクラウドにアップされて、世界のどこかにあるサーバに蓄積されている。そのサーバはいくつかのバックアップもあり、複数のコピーとして保管される。

なんの気なしに「パシャッ」と撮った写真が、どこかの見たことも無いサーバを埋めているのだと感じた時に「なんだか不思議な世界」だなとつくづく思った。
そのサーバも僕の知らない人が設置して管理している。


電気の仕組みを知らなくても、部屋のスイッチをオンにすれば照明が灯る。それと同じように、自分の撮った写真が自動的に永久的に保管される時代になった。その仕組は多くのユーザーが知らない。

ツールが便利になればなるほど、どんどんとデータの増加は加速していくと思う。もしかすると、今後使うことの無いだろうデータは何の為に残るのだろうか。
HDDでもなんでも、サーバの物理的な素材は地球上の材料で出来ている。限られた資源が不思議なもので埋め尽くされている状況がちょっぴりSFだ。

写真画像は見れるけれど、データ自体は目に見えるものでは無い。そしてその目に見えない意味のある数列は物理的なサーバの中に保管されていく。

映画であれば、そのデータに人類は滅ぼされるストーリーになりそう。実際には分からない。

人類によって撮られた写真を全てつなぎ合わせたら、結構な人口エリアをカバーすることが出来る気がする。サーバにアクセスすれば、パズルのピースをつなぎ合わせる様に、リアルタイムに近い世界がどこにいても手に入るのかもしれない。

VRの技術がどんどんと一般化してきているけれど、この先にどんな未来があるのか。ワクワクもあり、ドキドキもあり。

20160803

Youtubeの仕様が細々と変わる変わる

Youtubeの機能を活用すべく、出来ることを全て使いきろうという形で、新たな案件でのYoutube活用をお手伝いしている。無料なら無料なりに使いきらないと意味が無い。

Youtubeがただの動画の保管場所みたいになっているのは勿体無い使い方。色々な連携や機能がある。でも、これらは一歩踏み込まないと見えてこない。


ハングアウトのプログラムを現場で変更


話は変わるけれど、googleのサービス「ハングアウト」を使った企業のプロモーションイベントで、エンジニアとしてgoogleのスタッフが加わっていた。スタジオからの配信でなかった為にネット環境なども良くなかった様で、色々な不具合が発生。するとエンジニアがそこでハングアウトのプログラムを適した形に修正してくれた。

googleの強さはここだなって思う。担当者それぞれに責任がしっかりとあり、その責任者としての判断でサービス中のプログラムさえ書き換えてしまう。より良いモノになる変更であれば、それが良い物であるという考え方か。
とにかく「スピード」の持つ強さを見た気がする。(僕は別の場所からの参加だったけれど。)


Youtubeも同じ状況が見える


という側面を持つgoogle。Youtubeの仕様変更がちょこちょこある。先週あった機能が変わっていたり。出来ることと出来ないことが双方共増えていたり。
結果的には改善されて、機能アップと言う感じではあるのだけど、計画が崩れることも無くはない。

これ、このスピードについていけない会社は使いこなせないだろうなと思う。上司のチェックをスタンプラリーの様にこなして、「では、決行します!」となった時にはだいぶ仕様が変わっていることだろう。計画は変更しなければならず、結果的にもう一度スタンプラリー。そしてその繰り返し。
場合によっては「なぜ計画通りに出来なかったのか?」みたいな話をされるのかもね。もちろん、この場合は使う側の会社の体勢が原因だよ。


大きな企業への提案で、Youtubeの細かな機能を活用しにくいなと上記理由から思う。どれだけ変化のスピードに対応できるか?これは「無料」というツールでありながら、接している使う側の「スピード適応力」を試されている気がした。

もちろん、google側と仕様変更について先に握っておくって方法もあるかもしれないけれど、それにしても綱渡りだろうな。提案現場のバタバタ感は想像できる。。。


今回お手伝いしている会社さんは、物凄くスピードに対応できる判断の速さと柔軟な対応生を持っている。時代に沿ったサービス対応が出来ている会社なのだとも感じる。

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