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20160807

現実ほどに辛く厳しい出来事はないかもしれない。想像を超えるのは現実しかない。

妻が結婚前からお世話になっていた仕事先のボスの奥様が亡くなった。週末は夫婦でそのお手伝いに伺ってきました。

家族の様な暖かさで、妻との結婚後は僕も受け入れてくれていたので、今回はとてもショックでした。病気の事は聞いていたものの、直前まで元気な印象だったのであまりにも突然の訃報でした。

僕は身内として両親の祖父母のお葬式を体験しているけれど、今回ほど悲しく感じたことは無かった。自分の祖父母には感謝もしているし、文字通り育ててくれた人たちではあったけれども、社会に出てからお世話になった方のお葬式は、身内のそれ以上に辛かった。

振り返れば、多くの方々にお世話になってきたけれど、何人もの方が既に亡くなっている。でも、ちゃんと御礼を兼ねてお手伝いできたことは無かった。
これはこれで、今回の体験を通して申し訳なく思った。

 

お葬式の大切さを初めて実感した気がする。
それは、故人に対する御礼をしっかり伝える場所。色々な思い出を振り返る場所。そして区切りとしてお別れを伝える場所。

受けた恩は返すことは出来ないけれど、それは返そうとする事自体が失礼なことであって、何を受け取ったのかをあらためて確認して受け止め、大切に磨く事がこれからの僕のするべきことなのだろう。そして、出来れば誰か次へと受け渡すことまで出来たら。

 

今の時代から考えれば、とても若くして亡くなってしまいました。若さが結果的に進行を早めたのかもしれません。

その方はいつも笑顔でした。お別れの時間の中、ずっと僕の名前を呼んでくれる声を繰り返し思い出していました。いつ聞いても元気になれる素敵な声でした。だからずっと思い出していたのかもしれません。


別れは辛いですが、その方の繋いでくれた人たちとの縁は続いていきます。まだ思い出の残る、遊びに行くことの場所も残っています。
昨日はその場で賑やかに過ごすことが出来ました。

ありがとうございました。これからも宜しくお願い致します。

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