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20160729

ポケモンGOと経済効果

「事務所でピカチュウ3匹捕まえたよ」って友人の投稿を見て、訪れようと近くまで行ったのだけど、その途中新宿御苑を通った。
噂には聞いていたけれど、想像以上の人、人、人。御苑の入口付近を中心にして、歩道は人が通れない程の渋滞。車道もハザードを焚きながら車内でポケモンする姿も。

これは凄いな。。。と思いつつ、御苑反対側のカフェを覗くとガラガラ。これには驚いた。「珈琲でも飲みながら、ピカチュウでも待とうか」なんて感じで、テラス席に着く人も多いかなと思っていたのだけど、予想を越えて店舗に入る人は居なかった。

とはいえ、動き続けるということでもなく、歩道の端に寄って滞留している。


実はこの現象はデータに出ていた。

ポケモンGOのハンターは店舗に入るのか? リアル店舗の顧客傾向分析サービス「ウォークインサイト」の分析より 【@maskin】
リンク先の分析によると、店舗の前の交通量は増えているものの、実際に店舗に入る客数は変化が無い。(データ上ではむしろ減っている)という結果。

歩く人の気持ちの中に「長居する気はない」と考えているのと、「移動すると出会う確立が上がる」感じがするという感覚なのかなと。実際にプレイしていると、同じ場所に居るよりも、狭い範囲内ながら動きたくなる。

「ポケモンが移動してくる」のではなく、「人が移動する」というゲームだからこそ、一つの場所に留まることを躊躇う結果だと思う。

こう考えると、大きな目線で「外食は増えるかもしれない」という点はあれど、「人気の場所近くにある店舗が繁盛する」「特定の店舗が繁盛する」とは限らない。

友達や同僚、恋人達と思われる人たちが「ワイワイ」と楽しそうに会話しながらゲームしている姿が興味深かった。今までのスマホゲームでは、ここまでプレイしながら「会話」の生まれるモノは無かったのでは?

スマホゲームでありながら、実際の世界の中で会話のキッカケになる。そんな立ち位置としては面白いと思う。

ただ、それをプレイする人たちを巻き込もうと、他の産業が期待する程の効果を上げるには想像以上の努力か、飛び抜けたアイデアとスピードが勝負だと感じた。

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