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20160725

必要なもの、不必要なもの。ほんとに?

例えば、先月の秋に50万ほどの貯金があった。友人の車屋さんに気になる在庫が入ったので、それを30万で買った。駐車場が月々3万。
そのクルマで気になっていた「Anyca」という個人間でのカーシェアサービスに登録した。SNSやアプリ上での見え方や写真を工夫して、5回/月くらいの利用回数があった。貸出と返却に時間を取られるので、時給にして2,000円/時くらいの計算で考えて、1回の貸出は5,000円をミニマムにした。すると、だいたい月に25,000円程の収入があった。

購入したクルマは全く別のタイミングで僕が乗車中に追突事故を受ける。これが無ければ、たぶんリセールとしてヤフオクで35万くらいにはなっていたと思う。30万は下らないという感覚。(実際に他車のケースでは購入価格以上で販売という経験も複数ある)


すると、月々5,000円の出費で事実上クルマが手に入ったということ。


「え?赤字じゃん」という話もあるかもしれないけれど、この月々5,000円の出費で気になるクルマにいつでも乗れるという権利を得られ、所有する楽しみも得られ、そしてAnycaを通じて、普段では出会わない様な世界の様々なクルマ好きに出会うことが出来た。そこから仕事にも繋がっている。

投資としてみるとどうだろうか?リスクとしては月々5,000円の出費。1〜2回外で食事したり飲み会に参加すれば消える金額。数時間でね。それを30日間機会を得られるとするならば、メリットが大きいと感じた。

「事故のリスクがあるじゃん。実際事故られてるし」という話は、その時用事で移動していたので、そのクルマが無くてももう1台のクルマで出ていただろう。ということは、事故リスクはほぼ等しい。

そもそも、その事故云々のリスクを理解した趣味ではあるので、その点は他の趣味にも当てはまる話だから、特別なリスクということでは無い。


「お金は道具」という言葉がよく分かった経験だった。


そう、手元にあったお金を貯金して置いておくのも、色々と経験して結果的に手元に残ったお金が変わらないということもある。これを実感した。

「生活に不必要なモノ」と決めつけて、ただ減っていく数字を眺めるよりも、色々な経験を得ることが、自分への投資であり生活も仕事も豊かにさせるものだと思う。

「それ本当に必要なの?」と問う様な【節約】的な情報は多々あれど、お金は貯めこんでも自分を豊かにはしてくれない。むしろお金を道具として使うことで、様々な経験を得ることが出来る。
これは趣味でもなんでも良くて、「自分が楽しい」「嬉しい」「笑顔になる」という事へ使うのが良いと思う。

その場だけで消費して終わってしまう。そう感じることもあるかもしれないけれど、実は色々とモノゴトは繋がっていて、経験した人にしか分からない世界がある。
その時に発揮できるのは、経験した人の強み。

そこからまた得られる対価が生まれる事もしばしば。
その時に、結果的に手元に残っているお金が一緒であるならば、経験した方が良いのではないだろうか?という話。

クルマに関しては「Anyca」を上げたけれど、たぶんどの分野にもそうした仕組みなどがあるはず。探してみても良いし、無ければ自ら生み出しても良い。
自分が趣味として楽しめる場であれば、同じ需要も沢山生まれる可能性は高い。入口のハードルを下げることは、歓迎されることも多い。

需要が広がり、人口が増えれば、色んな意見も増えるけれど、文化として成熟する速度や深みが加速していく。文化として育てることは、こういう事かもしれないね。

ちょっと話が外れたけれど、お金は貯めこむより活躍させた方が良いよ。
というありきたりな言葉を自らの経験からの話を紹介しつつ結び。

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