感情的なものだけをただぶつけて。それだけで頭のなかを一杯にしてても、たぶん何も変わらない。その怒りの理由さえ、相手には何も伝わらないと思う。そもそも怒り心頭の人の話を聞こうとは思えないだろうし。
歴史の中で常に不満だったり、違和感を感じた瞬間から時代が大きく変わるってこともあるよね。でも、その時には感情だけでなく行動があったからこそ変わったんじゃないかな?
感情は共感を呼びやすいけれど、その感情にはあまりにも夢中になりやすくて、大切な部分を見逃してしまったり、忘れてしまったり。そして自ら土足で踏んでしまったりすることがある。
自分が何かで立ち上がる時、そのキッカケとなった思いは見失わない様にしていたいと思う。
やっぱり感情的な時には冷静な自分を失うんだよね。
だからこそ、感情的な状況に囲まれた時こそ冷静を保つって大切だよね。SNSは言葉だからこそ共感も呼びやすいし、呼びかけやすい。
巻き込まれやすいってことは、巻き込みやすいってことでもあるかもしれない。
SNSは手軽だから、不満を叫びたくなる。でも、それは指先だけの動きであって、行動さえ伴わず何か社会の勢力のひとつとして大きな役割を持った気になってしまう。それ、画面の外では何も変わらないし何も起きてないよ。自己満足なんだよ。
そのくせ偉そうに主張しだす。完全に閉じた場であるのに。
そもそもの不満や違和感の原因だったモノゴトに、足元すくわれるのはそういう状況の中で起きることだよ。閉じ込めたカゴの中で何かが騒ぐのは、管理者にとっては痛くも痒くもない。
違和感を感じることは大切だと思う。でも、その違和感に飲み込まれて、自分を見失うことだけは避けてください。自分があってこその違和感であって、そこから自分が無くなったら、それはもう自分の衝動ではないのだから。
感情的に振り回されそうな時こそ、冷静に強い行動を取れ!
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