年末年始に入り、仕事の一段落なタイミングでカメラのレンズが欲しくなった。何も分からないので、とりあえず友人が進めるレンズを基準にしようとチェックするとAmazonで「在庫あり」ってのが出てきた。しかし、そこでポチッとするのを躊躇した。
佐川は年末にニュースとなったけれど、実は年末に津久井湖付近をクルマで走行中にヤマトのドライバーに罵声を浴びせられた事があった。まぁ僕のマナーも良いとは言えないけれど(笑)、罵声を浴びせられる筋合いは無い。ただ、その場では怒りというより、なんかそのヤマトのドライバーが可哀想だなって気持ちになった。
いろんなストレスを抱えているんだろうなって雰囲気がモリモリ。ちょっと同情する方の気持ちが高まったりするよね。(だって看板背負ったトラックでマナー悪く汚い言葉を叫ぶって、その精神状態はよっぽどだよw)
2016年末のウェブ上では、どっかの弁護士のブログがドバっとシェアされて「通販控えようかな」なんて声も増えたけれど、なぜ消費者側が「今使用出来るサービス」をワザワザ控える必要があるのだろうか?
ネットで「送料無料」って書いてあろうが、実際には配送コストが発生しているわけで、商品の金額なんかに反映されている(倉庫代やら人件費なんかも含んでるのが商品の金額よ)。
ヤマトやら何やらの運送業者が無料で配送しているわけではない。会社である限り利益は産んでいるからAmazonとかと契約しているわけ。
だから、消費者が使用を躊躇しちゃう状況ってのは経営が下手なのよ。
末端にしわ寄せが来ちゃってるから、配送の担当者のストレスが爆発している。だから配送のお兄さんが機嫌悪いのも、頼んだ僕らが悪いのではなく、ヤマトの首脳陣の経営が下手なだけなのよ。
人手不足だろうが、配送のお兄さんの給料が安かろうが、僕らの責任は一切無い。むしろ、サービスを利用している=運送会社の利益を生み出しているわけ。それが薄いだなんだってのは愚かな経営者の全責任である。契約書に印鑑突いたの僕らじゃないし。
話題の佐川の配送のお兄さんはクビになっちゃったみたいだけど、結果良かったと思うよ。その場でその仕事していてもストレスが無くなる事は無かっただろうし。合っていない職場だったと思う。少なからず他に良い仕事があるだろう。無理して健康状態に響いても会社は保証してくれる訳じゃないし。馬鹿らしい。僕はとっとと辞めてると思うよ。
あのストレスを抱えるまで頑張ったのは、結局真面目な人だったってことだろうし、責任感も強かったのだと思う。強すぎたから爆発するまで溜め込んじゃったのだよね。
で、僕の話に戻れば、
結局、カメラのレンズは2,000円近く高かった近所のヨドバシで購入した。年末年始にヤマトを使うのに躊躇した結果の出来事。ヤマト使いづらいの半端ない。
サラリーマンって立ち位置の働き方がココで大きく変わるだろうなって思う。しわ寄せを負うのが末端のサラリーマンだったとしたら、経営陣が馬鹿なら何も変わらん。小手先の変化で何が出来るのか?
流通の部分で言えば、これからも利用量は増加していくだろう。ただ今まで通りの配送の仕組みは既に崩壊している訳で、ここに大きな変化がもたらされる切っ掛けになる。そこに新しい産業が起こりサービスが参入してくる。
既存のサービスの崩壊が2016年の年末に起きたということ。
でもって、この既存サービスの崩壊は、働き方の崩壊も表していて、これは流通だけの話じゃない。ちょこっとばかり目立った結果であって、他の産業でも同じ。
今の大学生が働く頃には、もう学校で教えられた色々な常識が崩れ去ってる訳で、何を見て社会に踏み込むか?って姿勢だけで大きく差が開くだろうなって思うよ。
そんな新年2017年。
どんな生き方をしていくのか?そんな事を突きつけられる、社会のタイミングなのかもしれないね。
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