クラシックカー。なかでもネオクラシックは、これから上がるだろうという手前の車種を指すことが多いから、値段も手頃でメーカーや新車価格などを問わず身近な存在。
どこからクルマに手を出すのか?というのは難しい。
僕が最初に手を出したのは20歳前の頃に、12〜3年落ちの中古車。当時はクラシックでもなんでもないのだけど、まだコンピューターがガッツリ入ってる時代では無かったから、針金一本でパワーアップしたり、そんな誤魔化しの効くクルマだった。
もちろん故障もするけれど、それによって自力での修理(今で言うならDIY)を覚えた。他の車種の部品を加工して付けるなんてのも、この辺りから経験した。
なので、この時代の国産車の故障はある程度予測が付く。場合によっては多少の修理も可能だ。今となってはこの時代のクルマがネオクラシック。
初代CR-Xやマイティーボーイの時代。今ちょっと乗ってみたいよねって感じ。
外車ならE30や、190E、930の時代と言えば、実感が湧くかもしれない。
この時代のクルマに、何の知識も無く飛び込むのは恐いなと。本人の度胸次第だけれども、JAFに頼りきってしまうと負担も掛かりそう。あとは選ぶ車種、メーカーによっては、マイナーな車種もあり、当たり外れもあるから、まずは手頃なトコロから身体と頭を慣らして行くのが良いのかな?なんて思ったりも。
逆に全く初めてのクルマがそこだとすれば、それは強みになるかもね。
E30の出火も経験したけれど、大枠の原因(国産で考えるなら信じがたいが)と、対処が分かったから不安もそれほどなく、結局は配線の引き直しとヒューズボックスの交換を自力で行った。面白かったね。
ある友人が、「共通の知人がマニアックなメーカーのネオクラシックへと脚を踏み込もうとしている」と不安がっていた。確かにもっと同じ年代、同じ国の他車種、もしくは他メーカーを薦めたくなる話。
個人的に外国車は、フェラーリ、ポルシェ、アウディ、BMW、ウエストフィールドと買って乗ったけれど、なんとなく感じたのは「その国の文化の壁」だった。
「なぜ、その処理をしたのか」「その判断の根拠は?」など、日本人の考える効率や素材性質を無視した扱いが随所に見られた。
クルマを乗りこなすのは、そのクルマが作られた国と文化を理解することなのだと、最近分かり始めた。そのクルマの故郷の人たちを理解して愛すること。そこから愛車との生活が始まる。
国産車の安心感は、ボンネットの中を見ても、ダッシュボードの裏側を見ても、やはりそれを作った国の文化がわかるからなのだと思う。
説明書が無い状態で配線を追いかけるだけでも、色々と作りての声が聞こえてくる。
僕にはまだ外国の文化も風習も距離があるようだ。
もう少しクルマと付き合いながら、異国の文化を理解し付き合う姿勢が必要なのだと思った。また素敵なクルマと暮らしたい。
もう少し生活が落ち着いたらまた何れ向かおう。
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