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20160705

患者家族同士の接点を自然に生み出す「家族ボランティア制度」を知る

最近関わることになった病院の取り組みが面白いなと感じていたら、テレビ東京のカンブリア宮殿でも取り上げられていた。北原国際病院
僕が通っていた小学校近くということもあって、こんな近所にこんな病院があったことに驚いたりも。

病院の中は郊外のカフェかペンションっぽい雰囲気。訪れるとまずそれに驚いた。どこでも見られる家具だけど、センス良く並んでる。病院って暗い気持ちになる場所だからこそ、こうした雰囲気作りは患者もその家族も気持ちが楽になるよね。


看護師のユニフォームも、一般的な看護師スタイルでは無いので、働く側は動きやすそう。担当によって色分けされているのだけど、患者側としてみると誰がどの専門スタッフか分かり難い時があるね。入院時に説明はあるのかもしれないけれど。

どなたも印象良く、とても対応が丁寧です。年齢層が若い雰囲気も、フレッシュ感生み出しているのかもね。


患者家族ボランティア制度が面白い。


同病院の他施設へ転院することになる時に説明されたのが、この「家族ボランティア制度」相談員のスタッフさんから説明を受けたのだけど、内容としてはこんな感じ。

・患者家族が病院内でボランティアとして活動してもらう。
・内容は清掃や園芸、患者さんとの会話やゲーム、病人家族同士の交流への出席。
・ボランティア活動は8時間/月を目標
・家族は登録制だけど知り合いなどでも可能。
・自宅で小物を制作するような活動もある。
・ボランティア保険も整備。
・8時間/月をクリアすることを前提に、入院費が抑えられている。

良いことづくめだけれども、実際には現場スタッフの仕事量は増えていると思うんです。慣れていない人に仕事を割り振ったり、質問などに対応したりと。

でも確実に患者家族側には、患者家族同士の接点も増えるわけで、色々と沈みがちな気持ちや孤立しがちな立場の人たちに、多くの切っ掛けを与えてくれる。

これに踏み切った病院は素晴らしいな。

この制度への参加はしていないけれど、色々と期待することが多くあるので、まずは体験した上でまた発信したい。

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