「カッコよく生きてください」そんな言葉をもらったのが3年前。それ以降、ふとした瞬間にこの言葉が頭に浮かぶ。「カッコよく生きれているだろうか」と、いつも考えてしまうけれど、答えは毎回出てこない。
カッコよく生きるって、たぶん誰に評価されるってことではなくて、自分自身で納得出来ているかどうかなのだと思う。
外見だけを変えても何も変わらないけれど、良い服を着ると背筋がピッとする感覚は心地よいのは知っている。どちらがカッコ良いかと考えれば、お気に入りの服を着ているのは分かるよ。でも、このあたりは追い求められてない。
「朝起きて寝るまでにやりたい事をする人間が成功者だ」ってメッセージも、何歳かの誕生日にもらった。
いつ何をしても許される生活ではあるけれど、やりたい事を全てクリアしているかと言えば、そうでも無い。なんだかんだと無理なく出来る事を探している感じ。
まずいな。「カッコ良い生き方」から随分と外れている。
自分がどこかで納得出来てないのは良くない。
欲望が常にあるからこそ、ずっと探り続けて、模索して、探して、求めて、考えて、脚を運んで、手を伸ばして、そんな生き方が一番人間っぽいと思う。
そういう意味では、ずっと欲望に正直になることが出来るようになった。そう思う。
もちろん周りのサポートが強いのだけど「遠慮せず手を伸ばしなさい」と声をかけてくれる人達が居るから、自分らしくなれるのかもしれない。
どこで人と出会って、どう生きていくのかなんて、誰にも分からないし、予測もつかない。ただ自分の「好き」には正直にあるべきなんだなってことだけ分かってきた。
いろんなことに挑戦出来て、その成功体験から次への欲望が生まれ続けている。
「こんなことをしてみたい」と、具体的にそれを実現させる手段は分からなくても、少しずつそこに近づく事は出来る。そしていつの間にかそれを実現してる。そんな生き方。
夢は叶うと言えばそれまでだけど、たぶん願うことが行動につながって、結果的に自分をそこに近づけているだけのことなんだよね。
だから「どれだけ強く思うか」が、行動のクオリティをあげていく。失敗をしても次の一手が早まるだろうし、一歩近づけば、更に次の一歩が踏み出せる。その繰り返しのスピード感は「願い」という気持ちに比例するんだろう。
いろんな束縛が見えない鎖となって縛っていることがある。ある種の「呪い」なんだろうけれど、ずっと規制されることで芽生えた価値観はなかなか変えられない。
「社会がそう言うから」と繰り返されれば、それが「社会というものさ」となる。それは一生つきまとうものなのかもしれない。
「呪い」は、なるべく早く解き放つ方が良い。
生き方に正解が無いのは、全てのルールに正解が無いのと同じことなんだと思う。結局は本人がどう解答を導き出すのか。
その解答は、その人自身の価値観であると思う。
カッコ良く生きるということは、その人の価値観に応じて、その人の人生を正しくおくることができるか。価値観に合致すればカッコ良いのだ。
今居る場所を正しい場所、道として信じ、そこから踏み外さないことに全神経を集中させる生き方もあるだろう。
今とは違う場所を見つめながら、もしくは空想しながら、そこを正しい場所、道と思う生き方もあるだろう。
どちらもその人の生き方。
僕は今、この生き方や生活に満足しながらも、もっと理想的な場、道があるのだと追い求め続ける生き方。
ずっと満足できないけれど、ずっと楽しめる生き方なんだと思う。
出来ることをする。やりたい事をやる。その日の一歩を正しいと思う方向へ進める。
もっと動きは早めても良いかもしれない。時間が足りない。
20180105
人気の投稿
-
規模は違えど、過去に不特定多数の来場者を招くアート・デザインのイベントを運営側のひとりとして参加していた。 当時からTDWは存在していて、経営的な面でも複数の企業が出展するコマーシャルイベントとして成立している面で尊敬していた。 そのTokyo Designers Week...
-
「なぜ働くのか?」これ海外での感覚は分からないけれど、日本であれば学校を出ると働くもの。と。他の選択肢が無いままに提示されている感じはある。特に学校の中だけで活動を集中させると、その感覚はより強いものとなる。 「生きていく上で、生活費が必要。」これは確かに。 学生時代までは...
-
高尾山口の標高は191m程度らしい。高尾山山頂は599m。だから実際に登る標高差は408mですね。都心部から電車で気軽に行ける山のイメージがあって、東京では有名な山のひとつだよね。 八王子育ちの僕は小学校の遠足で登ったのを覚えている。4年生くらいだったかな? 今日、八王子で...
-
平日にちょこっと遊びに出れるのは自営業の特権。「日曜日が休み」という仕組みを早く廃止にした方が良いと思う。仕組みというか、その概念というか。 日曜日に観光地やそこまでのルートは混雑し、その結果平日には閑散としてしまっている現状がある。 「牧場」と、ふらっと検索して出て...
-
僕らは勉強してるが、目的は成績じゃない。 成功ではなく、優秀さを追求しろ。 成功は自ずと付いてくる。 「優秀であれば良い。優秀であれば成功する。」とあったのが、『きっと、うまくいく』という映画。インドが舞台の大学生の話。そして、その後にそれぞれどんな大人になったかを描いた作...
-
大学受験を控えて、気分転換に脚を運んだのが「国立西洋美術館」。その時は学校をバックレたのだと思うけれど、平日の朝一で上野へ行った。 外は日差しが暑い頃だったけれど、室内へ入るとひんやり心地よい空間だったのを覚えている。特別な展示は無くて、いわゆる常設展。通常の料金は学生という...
-
就活の本来の意味は? 仕事に出会うための活動をせず、狭い世界の中で決めていないか? ナカムラケンタさんの「 日本仕事百貨 」を見ていると、こんなに丁寧に仕事に向かい合っている人がいるのだと、日本人が好きになったりもする。メディアで騒ぐ情報は、心地よいものばかりじゃないから、...
-
これといって次に思い浮かぶSNSが無いのも事実。greeもmixiも遠ざかって久しい。 instagramは情報交換の場だよね。twitterは使ってる人の偏りも感じる。便利という視点では、facebook メッセージとLINEか。Snapchatは仲良しのコミュニケーションツ...
-
ユーザーの求めている情報の分析、そして整理された発信こそデザインの必要とされる場だ。 しかし、現在のTDWのサイトは何も伝えていない。誰あての文章化分からない言葉が並び、本日の中止を伝えているだけだ。 完全なユーザー不在。それはデザインを語るイベントの末路なのか。...
-
Macを初めて友人から買ったのが19歳とかだから、かれこれ20年以上Mac使ってる。何度か大きな変更で戸惑ったりもしたけれど、また最近Windowsを並行して使い始めて、あらためてMacの良さが分かった気がする。 理由としては、なんてこと無い習慣的なことだから「やっぱりWin...