大学を出て「働く」という状況に現実味を見いだせなかった僕は、1年間バイトした後に13万円くらい握りしめて北海道へ旅立った。
自分の居場所を探したり、存在の価値みたいなものを確かめたり、小さなことから挑戦を初めたり。そんな中から「自分に出来ること」を探して「自分が何者であるか」を日々問う感じだった気がする。意識した時間より、感覚でそんな生き方をしていた。
結局「自分探し」の様な行為の末に、自分は見つからなかった。
でも、多くの経験を持って東京へ帰ると、いろいろな仕事を得る事が出来るようになっていた。ずっと東京に居たら、今の自分は無かったのかもしれない。北海道へは感謝の気持ちしかない。本当に良い人々に囲まれた地だった。
常に興味のあることを探りながら、自分の好きな世界に触れていられる時間を増やそうとしている。毎回、いろんな方々からチャンスを貰えるのは、周りの環境への感謝しかない。それに応えるのは、お礼の言葉を並べるよりも、その時その時の最大限のカタチを示すこと。そこに返ってくる反応がその時の自分の等身大の姿なのかもしれない。
40歳を過ぎて自分を見失うことがあるけれど、毎回自分を見つけることなんて出来てはいない。不完全なのは、自分が至らないからではなく、完全へ向けた途中の姿なのだから仕方がない。大切なのは何が足りないのかを知り、そこに向けた一歩を出すことなのかもしれないね。
人生は自分は「何者」なのか?を探すのではなく、自分を作るもの。
ふと知人の誕生日のエントリーで出会った言葉。うーん。40代になって響いちゃったりしています。英語の方が直感的に響く気がする。
どんなクルマ乗って、どんな仕事して、何を食べて、どう生きるか?の選択は、自分の人生を作り上げる上での日々のコンテンツ。何をしようとも自由だけれども、そのひとつひとつの選択が自分自信の人生を創る。
「自分には何ができるだろうか?」と悩む事も多かったけれど、その時その時の経験がその場でのあやふやな答えに繋がっていたかもしれない。でも、そこで「これが出来る」と選択した上で、そこからの自分の人生が続いているんだね。
「自分なんて」と謙遜してしまう事もあるけれど、結局は「自分がやりたいこと」を続けることが大切で、その為に切磋琢磨したり、学んだりを繰り返している。
同じ繰り返しなら、自分が心地よいと思う方向へと進むべきもの。
クリエイティブで生きるならば、自分の人生という作品を創り上げよう。
この言葉に出会えただけでも、2017年は良い年だなって思った。それくらい心地良かった。
やりたい事に、とことん集中すればいい。そこから得られる物も多いだろう。
振り返ると、失う物も長い目で見れば少ない。本当に大切なモノは簡単に手から離れていかないようだし。
自分の人生を責任持って創ること。大切だね。
20171230
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