サラリーマンあるあるで、「なんでも報告をさせたがる上司」みたいなのがあるよね。結局「なんでもトライしろ」と言いながら全てダメ出しするみたいな話。
この上司側の立場になっているのに気づいたのでメモ。
これは大学の授業の中の話。
僕の授業では外部の人たちを巻き込み、色々な声が聞ける様にすすめている。その中で企業の出す課題に対して、学生達がアイデアを提案するというものがあった。
その中で暴走した学生がいた。よりによって競合他社に絡む人へ勝手にインタビューに行ってしまったのだ。
そもそも学生達に渡している情報が既に公開されている情報ばかりだったのと、その競合他社の方が大人の対応をしてくれたことで問題が起きることは無かった。
公開する情報について未公開情報を完全に伏せていたのは、学生達へ課せられる資料管理など、彼らにとってのリスク軽減の為。そこまでの負担は課せられないとも言える。
学生たちは意図的に何か悪いことをしようとしている訳ではない。ただ社会の仕組みや情報の大切さなどが理解できず、思ったままに動いた結果、問題を起こす可能性がある。
言えば分かる。しかし言わなければ分からない。それが「未知」ということ。
未知を恥じることは無いのだけど、それらに対して責任を持つ先生方には負担が大きい。
結局「何をするでも、先に報告・相談をしろ」という話になってしまう。
これが足かせにならなければ良いなと願いながら、自由に才能を発揮できる環境とは何かを自分に問いている。
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