SNSは中年しか居ないんじゃないかな?とか思ってしまうこの頃。この感覚に、それほどズレは無さそうだけれど。
FacebookもTwitterも自分のTLは自分で選んだ形なので、同世代が多くなるのは当たり前というか。ただ、そこに依存し過ぎると、自分の考えに近い人達が世の中に溢れてると勘違いすることがあるのかなって。
視野が狭くなると、というか中年くらいになると体力的にも?情報を脚で得ることを避けはじめて、なるべく心地よい場所や手軽な方法を選んでしまう。
SNSは最も都合の良いメディアで、なんとなく社会と繋がっている感じがする。だから、TLを眺めていると社会と接している気になってしまう。これが幻想。
テレビに集中しちゃうのもそうかもしれないね。チャンネルは数える程度なのに、そこで発信される事が世の中の全てに思えてしまう。新聞は枚数あれど、やっぱり限界はあるよね。新聞社の数は本当に少ない。
何を発信し、何をあきらめるか。そこに各メディアの色も出てくるのだけれども、そういった事が限られたボリュームでしか発信出来ないメディアの弱さかもしれない。
で、SNSに目を戻すと。
例えばFB。色々な公式アカウントにコメントしているのを辿ってみると、どうも中年〜高齢者層が多そうな気がする。もちろんジャンル毎に顔ぶれは変わるのだけど、大概中年層かな。住まいは都市部の男性が多く。あと、地方の意識高い系が多い気がする。
女性も年齢が上がると参加者が多い気がするな。実際そんな数字もあるし。
Twitterは自分の言いたい放題で発信してるけれど、それこそTLは自分で作り上げるものだから、心地良い人だったり、反対意見でも視点が同じ様な人たちを集めがちになるよね。見て気分悪くなるような人をフォローしないだろうし。
結局、FBもTwitterも自分の意見と近い、視点が近い人ばかりとなる。結果的に「世の中は同じような事に問題意識を持っている」という考えになって、「それが反映されないのは、世の中が狂ってるからだ。こんなに意見ばかりなのに」と、偏った情報で主張したりする。ちょっと恐い。
世の中色々な考え方がある。全く理解出来ないこともあれば、そもそも気が合わない人もいるよね。一緒に居るだけでイライラしちゃう人とか。互いに悪い事はしてないのだけど、それは仕方ないこと。諦めることが互いの為な気もする。
都合よく、自分の理想的に作り上げた社会こそ、TLの中に広がるワールドなのだよね。
だから居心地よいのも分かるし、なんとなく自分の考え方も盛り上がってきちゃう。結果的に偏った考え方が加速してしまって。中年層の面倒くさい感じにリンクしちゃって、もう手がつけられないワガママワールド。
ある意味その社会では誰もが王様になれる。自分に同意する人たちに囲まれる世界だから、気持よくて仕方なくて、恐ろしい言葉も加速してたりする。
そのバーチャルな世界から出れなくなっちゃうのって、なんかマンガの設定であったよね。あれ、完全に時代が追いついちゃっていて、気づけばそのデジタルの世界に自分の居場所作っちゃってる感じ。
中年が依存すると、ちょっと厄介かもしれないぞ。
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