結果的にその青年は自分のロールスロイスを手に入れたとか。そこまでの美談だった気がする。
そもそも、その若者がロールス・ロイスオーナーにお願いに行くというのも、「どうやってこのクルマを手に入れたのですか?」と、オーナーと出会う切っ掛けづくりであり、ビジネスの話を直接聞いて学ぶという事にあったのだと思う。
実際ロールス・ロイスを手に入れる人は、それだけの財力を持っている訳で、1代で稼ごうが、2代目3代目だろうが、繋がりを持っておくのにメリットは大きい。
今で言うソーシャルネットの世界を、現実に行ったのがこの青年だったという話だ。
現代なら「テスラ」が当てはまるだろう。海外のテスラディーラーには、充電時間を過ごすためのオーナーだけのサロンがあると聞く。ここで出会うのは「テスラ」を購入するだけの財力を持っていることと、「テスラ」の哲学を理解している人たちだ。そう1人のオーナーが語っていた。
現代でエキサイティングなお金持ちを狙うなら、テスラオーナーかもしれない
今までの自動車の概念を全て変えたのが「テスラ」だと思う。そこに理解している人であり、そして財力を持つビジネスを持っているということ。これに勝るリアルソーシャルネットの現場は無いだろう。
こうして、日常の瞬間から人と人が繋がり、様々なモノゴトが生まれている。
自分をどこに設定するのかは自由だけれど、望むならその一歩は勇気を持って歩むべきだろう。望まなければ得られない。ただ、望む場へ物理的に脚を運べば、きっと望む世界を見ることが出来るだろう。
何を基準として、自分を信じるかは自由だ。だからこそ、直感を頼りにする瞬間もあっていい。ただそれを見失った時、その時は物理的なモノゴトを基準にするのも良いだろう。そうかの青年の「ロールス・ロイス」の様に。