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20161226

「値段なんかどうでも良いから一番良いモノ見せて」というオーダー

ふとした所で見かけたのだけど、この「タイトルの注文」ものすごく試されてる感がある。
けっしてバブルな感覚ではなく、相手に対して、その人の仕事を見極めるには適したオーダーの仕方かもしれないね。

気づけば「予算が限られてるので」「今回はお安くなんとか」「安くてスミマセン」なんてオーダーばかりを受けてきた時代の中で、何度も「もっと予算があったら」「もう一歩このクオリティを上げたい」なんて、言い訳の様に使ってきた言葉。

そんな中で、「値段気にせず最高の仕事を見せて」と言われて抱える緊張感は半端ないなって。

最高の道具を使えば最高の仕事なのか。材料とスタッフと時間と。

でも、最高の道具を使えば最高の仕事になるとは限らない。最高の材料やスタッフ、時間さえもかければ良い物が出来るって訳じゃない。

それ考えた時、タイトルのオーダー。いやっ、その場の空気を考えると逃げ出したくなる。だって、そこにあるのは「自分の最大限出せる技術をここで見せてみろ」って事だもんね。

それに値段を付けるのも難しいかもしれないけれど、常に最大限の結果を生み出せる様な体制(体調かな?)を整えておくってのもプロとしての基本なのかもしれない。

「この値段だから、この位で良いだろう」という感覚で生き続けると、ここでしっぺ返しが来るんだろうな。

「値段なんかどうでも良いから、一番良いモノ見せて」というオーダーを受けた時、そこで相手を仕事で満足させられなかったら、二度とオーダーは無いわけで。
値段うんぬんよりも、先が無いのですよ。

ちなみにこのオーダーは飲食店。
結果的に出てきた料理は最高であり、オーダーした人を満足させたという。
年末に緊張感あるな。

頑張ろ。

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