放浪の旅に出る。自分探しの旅に出る。
そんな言葉は良く聞くが、実際にどれだけの人が旅に出ているのだろうか。
いや、旅に出た人は出たままなのかもしれない。
そんな言葉は良く聞くが、実際にどれだけの人が旅に出ているのだろうか。
いや、旅に出た人は出たままなのかもしれない。
私は旅に出た。
色々と迷う事があると、突然どこかに移動したくなる。
どこかに行きたいという気持ちよりも、この場にいたくない。
そんな気持ちの方が強い。
色々と迷う事があると、突然どこかに移動したくなる。
どこかに行きたいという気持ちよりも、この場にいたくない。
そんな気持ちの方が強い。
1度目は東北へ。20歳の誕生日を迎える際に、
突然の移動欲求があり、毛布を車に積み込んで北へ向った。
軍資金は当時のバイト先へ頼み込んで前借り。
更には1週間の休暇を貰う。
そう考えると突発的とはいえ、計画的なのかもしれない。
突然の移動欲求があり、毛布を車に積み込んで北へ向った。
軍資金は当時のバイト先へ頼み込んで前借り。
更には1週間の休暇を貰う。
そう考えると突発的とはいえ、計画的なのかもしれない。
実家に住んで居たので、姉に一言「東北へ行く」と言葉少なに伝え、
逃げる様に車を走らせたのを覚えている。
逃げる様に車を走らせたのを覚えている。
当時何から逃げたかったのかは分からない、
どんな状況だったかも分からない。
単純に、誰も知らない人達に囲まれたかったのかもしれない。
どんな状況だったかも分からない。
単純に、誰も知らない人達に囲まれたかったのかもしれない。
夕方出て、とりあえず茨城付近へ。道の駅などで車中泊。
結構寒かった事だけ覚えている。
早朝、深夜関係無く、走りたいだけ走った。
結構寒かった事だけ覚えている。
早朝、深夜関係無く、走りたいだけ走った。
身体が冷えるので、毎日温泉を巡った。
村営や町営を狙って行くと、200円くらいで入れるから。
おかげで帰る頃には、お肌はすべすべだった。
村営や町営を狙って行くと、200円くらいで入れるから。
おかげで帰る頃には、お肌はすべすべだった。
車はファミリアのオープンカー。20万くらいで購入した車だった。
気ままに幌を開け、なるべく山道や高原を走り抜けて、
ふと我に返ったのは、遠野に付いた時だった。
気ままに幌を開け、なるべく山道や高原を走り抜けて、
ふと我に返ったのは、遠野に付いた時だった。
ご当地ビールが話題になり始めた頃。
遠野の駅近くのバーで、一人ご当地ビールで祝杯。
この時ばかりは、民宿へ宿泊。
遠野の駅近くのバーで、一人ご当地ビールで祝杯。
この時ばかりは、民宿へ宿泊。
そのあとは、宮沢賢治の家を巡り、小岩井農場へ向った後に、
東京へ戻る事にした。
東京へ戻る事にした。
何日かかったかは覚えて居ない。
ただ、これが私の放浪のスタートだったと思う。
ただ、これが私の放浪のスタートだったと思う。
行く前と違うのは肌のすべすべ感と、ほんのりと日焼けした肌くらい。
気持ちも何も、まったく変わる事は無かった。
なんかモヤモヤする感覚だけは覚えている。
今も消えていないのかもしれない。
気持ちも何も、まったく変わる事は無かった。
なんかモヤモヤする感覚だけは覚えている。
今も消えていないのかもしれない。
2015/07/18:追記
今なぜ旅に出たいのか原因を指摘された気がした。