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20160425

授業からのアウトプットを試みる

この春から東京工科大学で授業をひとつ持つ機会を得た。その報告を周りの人達へしていると、友人のライターから「授業を全てアウトプットするつもりで、まとめ上げる事が大切」「一冊の本にまとめるように」とアドバイスを受けた。
この気持ちを持ちながら毎回授業へ臨むと決めた。ただ、単発で授業へ呼ばれることはあれど、シリーズとして受けるのは初の試み。
何から手を付けるべきか、毎回授業の準備でドタバタしてしまっている。
今はこの「一冊の本にまとめる様に」という言葉の中に、多くのヒントがあるなと感じている。大切な言葉をくれる友達に、本当に恵まれていると思った。
授業の準備で見えなかった部分として、教壇に立つと席に座る生徒の心境が全くと言っていい程に見えなかった。物理的な距離感も関連すると思うのだけど、表情含めて観察が追いつかない。相手にする人数が20名を超えると情報量が多すぎてしまう。
丁寧な対応を考えると、ここから対策は必要だと考えている。
ひとつ決めたことは「自分が大学生時代に習いたかったこと」を教えたい。それが全体を通しての僕の個人的なテーマ。
正直「彼ら(彼女ら)が何が分からないのか分からない」という状況ではあるのだけれど、年齢にして倍違う訳で、そこでただ過ごして感じている経験だけでもその物量は倍違う。分からない事の方が多いだろうと想像する。
教えるこちらも手探りだ。
実際自分自身が大学生の頃の気持ちを思い出したいと思うけれど、既に20年以上の時が経ってしまった過去。無理やり思い起こせば、もがきながら色々な物事にぶつかり、無駄に悩み、答えを探している日々だったと思う。
大人の言うことをいちいち疑い、でも自分で答えを見つけられず。そんなことの繰り返し。学校でも日常でも、家でも、バイト先でも。恋愛も楽しい時期だったな。
時代変われど、そんな状況であろうと考えた上で、僕自身が伝えたいこと、与えたいヒントになりうる何か。そんなモノをブラッシュアップしていくことが大切だ。
学生時代は社会との距離感を感じながらも、実際に外に出てみると思う以上に隔たりがあった。というのが社会に出た時の個人的な感情。卒業と共にこんなに状況が変わるとは思わなかった。
逆を言えば、学生時代からもっと社会と接して、その中に入り込む事で出来ることが沢山あったと思う。「学生」ということではなく「人間」として。
【「学生」という肩書を取った時、自分が何を語れるのか?】これを学生時代から持てたら、最強である。と思う。
このアタリの気持ちの距離感を上手く縮めることをしてあげたいと思う。
社会に出た時に使える武器。それがその一つになると思っている。

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